印鑑
特許庁との書類のやり取りは、インターネット出願ソフトで
電子的に行うことができます。
しかし、一部では書面による手続きが必要なため、
弊所では書留郵便(発送日の証拠が残るもの)で対応します。
この書面での手続きに付きものなのが「印鑑」です。
コロナの状況で印鑑が必要になるのはいただけません。。。
お客様に捺印をお願いする場合、出社してもらうことになります。
また、原本を送ってもらう処理もテレワークでは厳しいですね。
印鑑の問題として、特許庁では最初に使用した印鑑が
特許庁に対する届出印として自動的に登録されます。
これがくせ者で、複数の会社代表者印をお持ちのお客様などは、
たま~にしか使わない特許庁の手続きで、どの印鑑を最初に使ったか
分からなくなってしまう場合もあります。
先日、特許庁から「印鑑の印影が届出印と違う」という指摘を受け、
2つの印影を見比べてみましたが、ほとんど同じにしか見えず、
よーく見ると、文字の間にわずかに点が入っているか、いないか、
の違いでした。
特許庁よくこの違いを見つけるなぁ、と感心しました。
感心している場合ではなく、お客様に再度正式な印鑑で
ご捺印を頂くことになりました。
何か無駄な処理だなぁ、と。。。
そもそも印鑑が不要になれば、特許庁で印鑑を見比べる事務処理や、
違った場合の二度手間な手続きが発生しなくなりますよね。
印鑑が不要にならなくても、せめて原本のスキャン画像の送信で
完了できればよいのになぁ、と思います。