心臓カテーテルアブレーション(その1)

昨年の10月に、心臓カテーテルアブレーションをやってもらいました。

事の始まりは2年ほど前の人間ドックで不整脈(心房細動)を指摘されたところからです。
自覚症状無し、他の疾患無し、喫煙無し、過度な飲酒無し、メタボ無し、脂質異常無し、
といった無し無しなので、服薬なしで経過観察を続けていました。

動悸、息切れ、倦怠感など、全く無く、運動も普通にできますので、
あまり気にせず過ごそうと思っていました。

しかし、ちょうどその頃からapplewatchを付け始めていて、
applewatchからチョイチョイ心房細動についてメッセージが出ており、
その頻度が徐々に高くなり、1日に何度も届くようになりました。
病院以外でもapplewatchで簡単に心電図をとることができます。
そこでも心房細動のメッセージが出ます。。。

このまま経過観察を続けても良くなることはないですから、
どうにかしたいなぁ、と思うようになりました。

心房細動の治療は、投薬かカテーテルアブレーションか、ということを聞いていました。

投薬は対処療法ですから、ずっと飲み続けなければなりません。
一方、カテーテルアブレーションは根治を目指すことができますが、手術のリスクが伴います。

今後のことや年齢のことも考えて、思い切って手術を受けることにした訳です。

カテーテルアブレーションは、足の付け根から血管にカテーテルを入れて心臓まで通し、
心臓の一部を焼く、というもので、もらったパンフレットや簡単にネットで調べてみると、
比較的簡単にできるイメージを持っていました。
イメージ図で良く出てくるのはこんな感じです。
そのため、最初は日帰りでできるのか?と思ったくらいです。

*公立冨岡病院組合立冨岡病院のHPより引用

しかし、良く調べてみると、カテーテルも1本ではなく、数本を差し込み、
首や手からも入れ、口からもセンサーを入れるようで、イメージ図とはだいぶ違うものです。

*荻窪病院のHPより引用

 

*名古屋セントラル病院のHPより引用


麻酔のことや、処置中の痛みや熱さなどなど、
思っていたほど簡単ではないような情報がポロポロ出てきます。。。
しかも要入院で3泊4日~かかります。。。

自分のように自覚症状がない心房細動の患者に対しては、
医師から積極的に”アブレーション治療をしましょう”とは言いません。
あくまで患者の意志を尊重する(やりたいのであればやりますよ)というスタンスです。

経過観察をしていた総合病院でもアブレーションをやっているのですが、
自分のことですから、いろいろ調べてみて、自分の責任、自分の判断で、
”不整脈専門のクリニック”にお願いすることにしました。

東京ハートリズムクリニック
https://www.tokyo-heart-rhythm.clinic/

決め手は、
「専門性」「症例数」「全身麻酔」「経食道心エコー無し」「尿道バルーン無し」
「手術後の安静時間を短くする工夫」などなど、
患者の気持ちに寄り添ってくれそうなところですね。
しかも、対応が早いです。
メールでの問い合わせは、その日のうちに回答があり、
初診から1ヶ月程度で手術の日程を決められるとのことです。

そして、昨年の8月末に初診、10月にアブレーション手術となりました。

その2へ続く。。。